Ubuntu Server 12.04 を Xen Dom0 としてセットアップ

仮想化ソフトウェアである XenUbuntu Server 12.04 にインストールしてみました。以下、その記録です。

今回は実運用環境として使うためではなく、Xen を試用してみるのが目的です。すでに、WindowsUbuntu Desktop がインストールされている少し古めのパソコン(Intel Core2 Duo)のハードディスクに20GiBのパーティションを切ってセットアップすることにしました。

まず、Ubuntu Server 12.04.2 (amd64)のCD-ROMを作って普通にインストールします。追加パッケージはOpenSSHのみとします。


% sudo apt-get install xen-hypervisor-amd64

/etc/default/grub を編集します。


GRUB_CMDLINE_XEN_DEFAULT="dom0_mem=512M"


Dom0に割り当てるメモリは512M程度でよいそうです。


% sudo update-grub

/etc/default/xendomains を編集します。


XENDOMAINS_SAVE=""
XENDOMAINS_RESTORE=false

リブートします。

GRUB メニューに Xen の項目が出ない場合は、Boot-Repair-Disk を使って、GRUB を修復します。その際、Advanced options の「OS to boot by default」の項目に Xen をインストールしたパーティションを指定します。


この作業を始める前に、Boot-Repair-Disk を CD-ROM に焼いておくことをお勧めします。

Xen にログインしたらドメインのリストを表示します。


% sudo xm list
Name ID Mem VCPUs State Time(s)
Domain-0 0 511 2 r----- 15.0

今回のはまりどころ: update-grub しても GRUB メニューに Xen が現れず、時間を浪費しました。Boot-Repair-Disk が救世主となりました。

参考資料:

http://blog.heidt.biz/blog/2012/09/17/setting-up-ubuntu-12-dot-04-precise-pangolin-as-xen-dom0/